日頃からお洋服のお手入れどうされていますか？お勤めの方であればYシャツやスーツなどを定期的にクリーニングに出されているかもしれません。ただビジネスカジュアルや私服で勤務できる職場や、在宅ワークなどの機会が触れ、ドレスコードの敷居も下がり、今後ポロシャツなどの比較的カジュアルなアイテムの出番が増えてくると思います。

では、ポロシャツのお手入れはどうしたら良いのか、Yシャツやスーツのように定期的にクリーニングに出すべきなのか。今回はこれからのマストアイテム、ポロシャツのお手入れについて深掘りしたいと思います。

ポロシャツのお手入れはここがポイント

ポロシャツのお手入れといっても他の衣類のお手入れとさほど違いはありません。ただいくつかの押さえておくといいポイントはあります。では早速、汚れたポロシャツを洗うところから始めたいと思います。

洗濯

ポロシャツの洗浄は基本的に洗濯機で行えます。ただしウールなどが使用されているものは縮んでしまうことがあるため要注意です。洗う前には念の為に品質表示を確認すること。その上で適切な温度と洗剤を使って洗いましょう。また白いポロシャツと黒いポロシャツを一緒に洗ったり、染め加工のされているポロシャツを他の衣類と一緒に洗ったりすると色移りすることがあります。できれば分けて洗う、難しくてもネットに入れるなどの対策をして行いましょう。

乾燥

ポロシャツを乾燥させる際も洗濯同様に他の衣類のを干す時と同じ要領で行えます。ただポロシャツに限らず他の衣類にも言えることですが、できるだけ乾燥機を使わないで天日に干すと長持ちします。

雨天が続き止むを得ず乾燥機に頼らざる得ない時も、まずは品質表示をチェック。乾燥機を使う際も、ポリエステルやシルク製のポロシャツは熱に弱く変形してしまうことがあるため注意が必要です。

天日干しの際はハンガーに掛け、風通しの良い明るい軒下などに干すことをおすすめします。

漂白

白いポロシャツの場合、襟や脇など皮脂汚れが目立ってきたら必要に応じて漂白剤を使用することも長く着るための洗濯術です。しかし漂白剤は劇薬のため使いかたを誤ると、シャツ自体を痛めてしまったり、他の衣類に悪影響を及ぼすことがあるため、用法をしっかり確認してから使用しましょう。

漂白剤を使用する際は、白いシャツや、白いスニーカー、白い靴下などと白い衣類だけを集め、まとめて行うことをおすすめします。

アイロンがけ

近年は洗濯してもシワの出にくい『ノンアイロン』表記のあるYシャツやポロシャツを見かけるようになりました。一人暮らしや、子育て、出張先などでいちいちアイロンをかけている暇のない方にはありがたいところかと思います。

ただ、そうは言っても品質を良好に保つためには定期的に、できれば毎回アイロンがけをしたいところです。特にオフィスカジュアルなどで使用されることが多い場合は、印象や信用問題にも関わりかねません。ポロシャツのシワへの対処法はまず干す段階でしっかりとシワを伸ばしておくこと。その上でついてしまったシワを取るためアイロンを当てると比較的簡単に済ませることができます。

アイロンをかける際も品質表示には注意しましょう。特にプリント加工、ポリエステルやウールなど熱に弱い生地が使われているポロシャツのアイロンがけの際は、当て布をして間接的にプレスしましょう。リネンや麻のポロシャツなど、シワがひどい状態の時は、当て布を霧吹きなどで湿らせてからプレスすると効果的です。

保管法

ポロシャツを保管する時は基本的にハンガーにかけて保管しましょう。

扱いとしてはYシャツやBDシャツなどと同じです。十分な保管スペースが取れない場合は、折りたたんで引き出しなどに入れておくこともできます。その際、型崩れしないように綺麗にたたんでおくことが重要です。また衣がわりの季節などに収納する際も、たたんだ上に他の衣類を重ねすぎないこともたたみジワ対策になります。たたむのが苦手という方は、A4のクリアファイルなどを当ててたたむと綺麗にたため型崩れの防止にも効果的です。

まとめ

以上がポロシャツの品質保全のためのお手入れ方法になります。全部をきっちり行うことはなかなか難しいように感じられるかもしれません。しかしポロシャツはTシャツなどと違って、スタイリッシュに着るからこそお洒落に決められるアイテム。シワや汚れが目立ってしまっていては、何のためのポロシャツといった本末転倒な有様です。少々大げさに書きましたが、面倒を惜しまず、一手間かけてあげるだけで、見栄えも品質も格段に良くなるので、ぜひ今回ご紹介したお手入れ術を実践されてみてはいかがでしょうか。