「らしさ」にこだわる部屋づくり〜洋服の収納編〜

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くつろぎの部屋や趣味の部屋など生活がある程度安定してくるとそういった住環境への欲求がふつふつと生まれてきますよね。比較的大きな家にお住まいの方は部屋数も十分にあってお困りでないかもしれませんが、マンションやアパート、単身用の部屋に住んでいる方は、リビングとダイニングを兼用するので精一杯でクローゼットも洋服専用にできないかもしれません。

しかし、狭く兼用使いのスペースでも工夫次第では有効活用でき、自分らしい部屋づくりが可能です。

今回はそんな「らしさ」にこだわった部屋づくり、特に洋服の収納編についてご紹介します。

DIYで自分テイストにカスタマイズ!

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先立つものが心もとない、あるいは量販店の家具ではちょっと・・・という方にはDIYで作るオリジナルの収納棚をオススメします。DIYの良い点は自分の部屋の寸法にぴったり合わせて家具を作ることができる点です。既製品ではどうしても埋められない、足りない尺もDIYなら解決してくれます。

DIYの注意点としては、対荷重などの安全面への配慮や、基礎的な日曜大工の道具が必要になること。

とくに対荷重に関しては、設計の際にしっかりと計算しておかないと後々大変なことになりかねません。特に地震の多い日本では耐震対策にも配慮がいるでしょう。

また、組み立てや取り付けの際には基本的な工具類が必要になります。木材の裁断まではホームセンターでも可能ですが、資材の固定に使うネジや釘などの取り付けはご自身で行う必要があるため、注意が必要です。

といっても、コツさえ掴めば初心者や工作に不慣れな方でも可能ですし、資材の塗装やデコレーションなどのDIYならではの楽しみもあり、こだわりたい方には是非挑戦していただきたいと思います。

俺色に染める収納部屋、こんなアレンジもアリ

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収納スペースといっても、衣類やアクセサリーだけを収納する場所と決められているわけではありません。趣味で弾いている楽器や、自転車、体づくりのトレーニング用品などを収納スペースとして活用するのもアリです。

また、そうしたものが増えることによって、結果的にあなたらしくなるということもあるでしょう。

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柄にインパクトのあるもの

上の画像は衣類だけでなく、チェアやスタンドライトなどの家具もモノトーンでまとめられており、この部屋を使っている方の「らしさ」が感じられます。

ここでポイントなのは、「らしさ」は真似するものではなく、自然に生まれるものということ。

こういった画像や、雑誌などに掲載されている実例をそのまま真似しても、一見するとオシャレに見せることができるかもしれませんが、結局は付け焼き刃的な演出に過ぎず、利便性や、好みの変化などによって破綻してしまいがち。

なので、参考にされる際は、

印象・・・色が統一されていてスッキリしている

使い方・・・スニーカーを棚に収納している、ハンガーは全部同じものが使われている

といった観点にとどめ、そういったアイデアやテクニックをご自身のクローゼットに取り込むことができないか検討されてみると良いと思います。

まずは、少しずつ今あるものから改善していくこと。それを続けていけば自然にあなたらしいお部屋になると思います。

衣類の収納、見せる派?隠す派?

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基本的な衣類の収納には、衣類ケースやタンス、クローゼットが主に使われます。

こういった見せない収納が主流なのにはちゃんとした理由があります。

・湿気やホコリから衣類を守る

・居住空間のスペースを確保する

・専用の収納があることで、掃除がしやすい

・見た目にスッキリとした部屋の印象になる

このように、管理面では圧倒的に見せない収納の方が良いと思います。

一方、見せる収納の場合

・衣類をディスプレイすることでインテリアとして使える

・身近におけることで、洗濯 > 収納 > 使用の3手間を短縮できる。

といったところでしょうか。見せる収納法をオシャレに見せるためには、衣類を洋服として扱うのではなく、オブジェといったモノとして扱うところが、ポイントになってきますね。ただ管理にはやや気を使わなければいけないこともあるでしょう。

引っ越しなど新しい住まいでの生活が始まる際に収納方法で悩まれることもあるかと思いますが、どちらが良いのか一度検討されて見ても良いかもしれません。

スペースや時間に余裕がある方は、両方のいいところだけを実践されて見るのもアリでしょう。

まとめ

以上が「らしさ」にこだわる部屋づくり〜こだわりの洋服編〜になります。

繰り返すようですが、「らしさ」は別記事でご紹介した「スタイル」同様に、その人の生き様と言い換えることができ、雑誌や人の真似をするだけは生まれません。

かといって「俺は〇〇だから」と頑なにスジを通してばかりいては、らしさを飛び越えてしまう結果にも。ほどほどに周りを伺いながらこだわりを実現できると良いですね。