定番のおしゃれアイテムといえば帽子。おしゃれだなーと思った人を思い返していただくとその大半が帽子をお洒落に被られていたなんていうこともあるでは。
ではなぜ帽子をかぶるとお洒落に見えるのか、その答えにはいくつかの理由が考えられます。
・スタイルや個性が感じられる
・頭部のシルエットの変化
・季節感が感じられる
・コーディネートのアクセントになる などと色々ございますが、今回はその中でもシルエット、特にサイジングについて深掘りしてみたいと思います。
頭の大きさで帽子のサイズを選ぶ
一般的に見栄えが良いとされている小顔。しかし我々東洋人は西洋人に比べると大きな頭の方が多いとされています。(近年は小顔の方も増えてきましたが)
このような頭の大きさを少しでも小さく見せたい場合にオススメなのが、画像のようなキャップ。一見すると普通のベースボールキャップのように見えますが、ポイントがいくつかあります。
1.ツバの形状で小顔効果を狙う
同じBBキャップでもツバは大きい方が小顔効果が望めます。特に面長の方はツバの幅広に注意して、広めのものを選ばれると良いでしょう。また広さと同様に注意したいのがツバの長さです。ツバの長さが長いほど、横から見た際のバランスが良くなり、小顔効果が期待できます。
2.キャップの被り方
ツバの形状に比べれば効果自体はわずかなものになりますが、頭の大きな方は浅く被るよりも、深めに被るようにすると小顔効果が望めます。
3.浅めよりも深めのキャップを選ぶ
被り方と同様ですが、帽子を深めにかぶれるようクラウンは深めのものを選びましょう。
スタイリッシュだからと言って浅いものを選んでしまうと、頭の上にキャップが乗っているように見えてしまうことも。購入前には鏡などで、「乗っている or 被っている」 といった点に注意してみると失敗しないと思います。
4.頭にアクセントをつける
サイジングによるシルエットは選ぶ際の基本ですが、さらにテクニックを付け加えるとすれば画像のように、アクセントになるような目を惹く柄やデザインのものを選ぶことです。「頭部にアクセントをつけると、かえって頭が目立たない?」と思われるかもしれませんが、そうではありません。画像の女性のように落ち着いたトーンの服装に頭部だけが目立つカラーを持ってくることで、身体(頭部を含む)よりも、帽子に目がいくことが重要です。 大切なのは頭の大きさを超えるインパクトを帽子に持っていくこと。目線や注意を頭の大きさから帽子自体に逸らすことが狙いですね。
キャップのサイジング調整について
キャップ選びのポイントをいくつか挙げましたが、忘れてはいけないのがキャップの調節機能。と言っても基本的に大人になれば頭の形は極端に変化することがなくなります。
あっても頭髪の量程度でしょうか。かと言って既存のS.M.L.と言ったサイズで選ばれると失敗してしまうことも。
特に海外製のキャップの場合、欧米の規格で生産されていることがあり、日本人のサイズ感覚とは違うことがあります。
大は小を兼ねると大きめのものを選ばれると、ブカブカすぎてかえって不恰好に見えたり、風が吹いたら飛んで行ってしまったりと問題もありますので、次にサイズ選びについていくつかポイントをご紹介します。
・慎重派は頭囲を計ることをオススメ!
サイズで失敗しないためには頭囲を測ることをオススメします。簡単な頭囲の測り方は左右の耳の上をおでこの頂点を通るようにしてメジャーなどで計測します。
メジャーをお持ちでない場合は、紐などで輪っかを作るように計測し、後から定規に当てても長さがわかりますよ。
特にここがポイント! キャップにはスナップバックなどのアジャスタブルなタイプと、サイズ調節が効かないタイプのものがあります。実際に試着などができるのであれば良いですが、ネット通販など、実物を被ることなく買われる際はサイズ調節機能の有無についてくれぐれも注意していただくと失敗しないと思います。
素材感で克服する頭の大きさ
最後は選ばれる帽子の素材に注目です。
例えばニットキャップを例にすると、ビーニーのような頭の形がはっきりとわかってしまうタイプよりも、画像のもののような柔軟性のあるウールのニットキャップの方が、頭の形をごまかすことができ、結果的に小顔に見せることができます。
同様にBBキャップでも硬めの素材で頭にフィットするデザインのものよりも、スウェットなどの柔らかいフィット感のものや、ボリュームがあるものの方がGOODです。キャップについてはどうしても似合わない、大きさが気になるというケースもあると思いますが、そういう場合は思い切ってハットを選ばれても良いでしょう。
ハットは小顔の方より大きい人の方が似合うと言われています。
以上が帽子選びのサイジングについてのご紹介になります。
今回ご紹介したポイントが絶対というわけではありませんが、帽子選びの際に少し心がけて選ばれてみてはいかがでしょうか。