ベースボールキャプ、トラッカーキャップ、ニットキャップ、ベレー帽、キャスケットなどキャップと言えどそのデザインは多種多様にあります。 つばの長さ、帽子の深さ、貼り合わせの生地の枚数などから、さらにディティールを見ていくと、内外の生地の種類やチャームなどのパーツの有無、色など日々トレンドは移り変わりアップデートされています。今回はそんなキャップの最新トレンドについてご紹介いたします。
最新トレンド1・・・ユニセックスデザイン
近年は男女問わず着用できるユニセックスなデザインのキャップに人気が集まっています。特徴としては、ワントーンでさり気なくシンプルなロゴを配したものなどです。他の洋服との相性もよく、特にカジュアルなシーンに合わせて着用されています。
最新トレンド2・・・スポーティーなスタイル
スポーティーなキャップの代表格はやはりベースボールキャップ。有名なブランドのロゴやブランドネームが配されているものや、カジュアル系、ストリートブランドのキャップは人気があります。
最新トレンド3・・・パステルトーン
特に春や夏などの日差しがきつくなってくるシーズンでは、明るい服装との相性もよいパステルカラーなどの柔らかい色合いのキャップがトレンドになってきます。またその一方でシーズンを問わず被れるようなベージュやライトグレーなどの少しくすんだ、ベースカラーにグレーを足したような色合いのキャップも人気です。
最新トレンド4・・・アジャスタブルストラップ
頭のサイズに応じて後部のストラップでサイズ調整可能なキャップは使い勝手もよく人気で、キャップの形を選ぶ際にストラップの有無を気にされる方も多いようです。 またその他にも、通気性や洗濯洗いできるかどうか、UVカットの有無などの機能的なデザインのキャップも人気です。
迷ったらまずこれを!キャップのベーシック、ベースボールキャップ
老若男女・シーズン・地域を問わず多くの方に愛されているのが言わずもがな、ベースボールキャップです。というわけで非常に多くの使用者がいるためかベースボールキャップと言えど実際には様々なデザインのものが流通しています。マニアの方にとっては既知のことかもしれませんが、改めてベースボールキャップにフォーカスしてシルエットやツバなどのディティールに注目してみたいと思います。
クラウン(ヘッドを包み込む部分)
クラウンすなわちベースボールキャップの頭部を包み込む生地の部分にまず注目すると、いくつかの生地が縫い合わせてあることが分かると思います。一つ一つのパーツは三角形のような形をしています。人の頭は球状になっているため、一枚の布で被おうとしてもシワがよってうまくいかず、このようにパネルを張り合わせる事で凹を作っているのです。
現在、主流なのが6枚のパーツで縫い合わせた6パネルキャップ、1860年代にはその存在が確認されており、今も昔もいわゆるスタンダードなデザイン。ほとんどが6パネルですが、比較的新しい8パネルキャップというものもあります。
8パネルは6パネルに比べて被りが浅くなりますが、フィット感は+2パネルが補い、シルエットはスッキリとした印象です。ちなみに、6パネル、8パネル以外にもアウトドアやフィッシングなどのシーンで活躍するジェットキャップなどに採用されている4パネル、5パネルといったものあります。
パネル数はそのキャップの見た目、機能性に関わるキーポイントとも言えるほど大事なポイントです。キャップ選びの際にまず注目していただきたいですね。
ブリム(ツバ)
クラウンと並んでキャップの印象を決める上で重要なポイントになるブリム。長さ、広さ、形状など近年では様々なタイプのブリムを見かけるようになりました。今回はベースボールキャップによく採用されるブリムをいくつか挙げてみます。
・ショートブリム:サイクルキャップや、ビンテージ系のワークキャップなどに用いられる短めのデザインのブリムです。折り返して反るように被れるものなど、アクティブな印象。
・スタンダードブリム:厳密にはS.M.Lなどのサイズによってつばの長さも変わるため存在しません。長めのものは遮光効果が高く、小顔に見えます。
・フラットブリム / カーブドブリム:MLBなどで採用されているキャップによくあるツバがフラットになっている形状のものがフラットブリム(ストレートブリム)、一方でF1のチームキャップなどで見かける半円状に型をつけてあるものがカーブドブリムです。
丸顔や四角顔には顔の形を緩和するフラットブリム、面長や三角顔の人には印象を和らげるカーブドブリムがオススメです。
まとめ
以上がマニアのためのキャップトレンドでした。一口にキャップといっても日々色々なデザインのものが生まれ、廃れていく。今回ご紹介したいのはその流れのほんのの一部になりますが、最新のトレンドをもっと知りたい方は、ファッション雑誌などをチェックされてみるのいいかもしれません。