ファッションとお部屋のインテリア、その両方を結ぶものとして挙げられるのが趣味ではないでしょうか。サイクリングや登山などのアクティブな趣味から、車いじりやゲームなどインドアの趣味まで全てが何らかの形で双方に影響を与えています。
一般的に趣味は様々なキッカケで始まり、続けていくうちにいつしかその人のライフスタイルの一部となっていくものです。例えばサイクリングが好きな方なら初めは自転車を買うところから始まり、続けていくうちに増えていくグッズや、気づいていくこだわりも出てきたり。メンテナンスの機材が増えれば、それに伴うスペースも欲しくなってくるでしょうし、技術や体力の上昇に伴い本格的なレースへ参加するようになると、自転車を持って運べる車なども欲しくなるかもしれません。
今回はそんなファッションとお部屋のインテリアを中心にその相関関係について考えてみたいと思います。
年を重ねたからこそ持てるオヤジならではのスタイル
スタイルとは、ファッションやインテリアなどを通じて個人が表現する独自の感性やアプローチのことです。過去を振り返ると、80年代には西洋のストリートカルチャーに触発されたスタイルが流行しました。代表的なものにはヒッポホップなどが挙げられるでしょう。90年代に入るとストリートファッションはスケーターファッションへと発展しましたし、その他にもファストファッションの始まりや、ミニマルファッションなどのスタイルも流行しました。
このようにスタイルは、文化・時代背景・流行などの影響を受けながら発展と衰退を繰り返して形成されていきます。難しい話はこの辺りにして画像の男性のライフスタイルを少し覗いてみましょう。
レンチやドライバーなどの工具類が綺麗に整頓されている中にも、ステッカーなどがアクセントになっていて、この画像を一目見ただけで容易にこの部屋の持ち主が機械いじりが好きなことが分かりますね。実を言うと先ほどの男性とこの画像は全く関係なく、後から用意したものです。しかし、この二つの画像からは共通のイメージや印象が想起できるのではと思います。そしてそれこそが「スタイル」の正体と言えるでしょう。
メディアなどを中心に「〇〇スタイル」と言われますが、スタイルとは聞いて見ただけで簡単に真似できるようなものではありません。仮に体裁だけ真似することはできたとしても、それだけでは長続きしないものです。
スタイルとはそこに在るもの
次に別のパターンをご紹介します。画像の男性、健康的に日焼けされた肌にスカイブルーのタンクトップとショートパンツがよくお似合いですよね。髪型やヒゲもデザインされているのか、いい男感が半端ないです。
さて、この男性のライフスタイルはどのようなものだと思われますか?がっしりした体型からして、きっと趣味か何かスポーツでもやられていることでしょう。サーフィンなどもありえるかもしれません、あるいはライフセーバー?とにかく潮の香りがしてきそうです。そうなると彼の住む部屋はこんな感じでしょうか。
当たっていないとしても遠からずと言ったところかと思います。
最初の男性がバイク乗りのスタイルとすれば、今回はマリンスタイル。そんな風にして、ファッションはその人の暮らしと密接な関係性があることを感じていただければと思います。
スタイルの見つからない人へ
ここまでファッションからライフスタイルへと広げて紹介しましたが、衣食住の衣と住の相関性について多少はご理解いただけましたでしょうか。
この記事をお読みの方の中には自身のスタイルが見つからなくて困っている方もいらっしゃるかもしれません。日々の生活や仕事に手一杯で趣味の時間なんて持てない。毎日を仕事終わりの一杯の酒でなんとかやり過ごしてきた。それも言ってしまえば一つのスタイルです。何も人に自慢できるような趣味しかスタイルにならないわけでは無く、好きなものならなんだっていいのです。先にも述べたとおりお酒が好きなのであれば、そのお酒を最大限楽しめる自分だけの空間を作って見られも良いでしょう。
まとめ
以上がオヤジのくつろぎ空間、部屋とファッションの相関関係についてのご紹介でした。趣味やこだわりがファッションやお部屋のインテリアに影響を及ぼし、その人のライフスタイルへとなって行くことがお分かりいただけたと思います。
最後に蛇足ながら、誰しも人生は1度きり、その一度を充実したものにしたいですよね。まだ若い頃はスタイルなんて無くてもいいかもしれませんが、年を重ねてくると、ふと自分の人生の空虚さに気づいてしまうこともあるでしょう。いきなりとは言いません、まずはどんなことだっていいので、仕事を抜きにして自分が楽しめることを見つけてみてはいかがでしょうか。