見せて飾る帽子の収納術

帽子が増え過ぎてしまって収納に困る。部屋が殺風景で味がない。暮らしに彩りを求めている。そんなお悩みをお持ちの方多いのではないでしょうか。手っ取り早くインテリア雑貨を買ってみるのもいいかもしれませんが、お持ちの帽子を活用してお部屋の印象をグッと良いものに変えることができるかも。

今回は帽子好きの方のアルアルなお悩みを、見せて飾る収納術で徹底解決します。

基本の収納法

帽子の収納法は、帽子の種類や収納スペースの大きさによって異なってきますので、まずは基本の収納法をいくつかご紹介します。

フックやラックを活用する

壁やドアなどに取り付けられたフックは帽子をかけておくのにもってこいです。またフックやラックに掛けておくことで、帽子を傷つけることなく収納することができ、お部屋の中のアクセントにもなってオススメです。

ただし柔らかい素材でできている帽子や、長期間に渡って掛けっぱなしにしておくと、重力によって型崩れしてしまうこともあるため注意が必要になります。 普段からよく使うものをいくつか掛けておくにはフックを、それほど頻繁に被らないものはラックがオススメです。

収納ボックス、バスケット、ストレージ類を活用する

どうしても場所をとってしまう帽子はまとめて収納ボックスやバスケット類などのケースに入れてしまいましょう。しかしとにかくまとめてボックスに入れておくのは少しもったいないところです。クリアケースなどの中身が見えるものや、インテリアと調和するようなバスケットを活用してお部屋のアクセントにチョイ見せするのも良いでしょう。

ボックス収納は、帽子の型崩れを伴う場合もあるため、素材や形に注意して本来の品質を損なわないように心がけてみてください。

収納ポケットを活用する

クローゼットの扉や壁に取り付けることのできる帽子専用の収納ポケットを活用するのも良いでしょう。収納ポケットの良いところはポケットに差し込むだけで収納ができる手軽さと、一目見ただけで帽子の存在を確認できるところです。 特にアイテムが多くなってくると、どんなものを持っていたのか忘れてしまってタンスの肥やしへと陥りがちです。何をどこにどれだけあるのかを把握できるようにしておくのは帽子に限らず良い収納術の基本なので、収納の見える化に意識されると良いのではないでしょうか。

ディスプレイのイロハ

帽子の基本収納術を理解したところで、ここからはディスプレイの基本をご紹介した上でテクニックをいくつかご紹介します。

ディスプレイの基本

・バランス  

帽子のデイスプレイに限らず、まずは配置のバランスを考えましょう。帽子を均等に配置すれば整った印象を持たれますし、アシンメトリーに置けばアクセントにもなるでしょう。お部屋内の位置関係やライティングなども加味して考えましょう。

・カラー

カラーが与える印象はとても大きく、それ次第でお部屋の印象がガラリと変わることも。帽子の色、壁の色、家具の色、光の色などを考えてバランスをとりましょう。色はちょっと苦手・・・という方は、同系色や同じトーンで調和を図るのもいいですし、それもちょっと・・・という方は、同じ色だけを固めて配置するだけでも効果があります。

・帽子のシェイプ

帽子には色々な形があり、中でもクラウン(頭を包む部分)の高さは目を引きます。

例えばローキャップやポークパイハットなどのクラウンが浅いデザインのものを前に置き、中折れ帽やテンガロンハットなどクラウンの高いものを後におくだけで空間に奥行きが生まれ、立体感を演出することできます。

・テーマ&ストーリー

サボテンなどの観葉植物の近くにストローハット、ゲーム筐体やフラッグなどのインテリアにBBキャップなど、アイテムを相互に活用させてテーマやストーリーを演出するのも良いでしょう。お部屋のインテリアや季節感、イベントなどに合わせてみてはいかがでしょうか。

まとめ

見せて飾る収納術については以上です。書いてしまえば簡単ですが、実際は帽子の種類や、収納スペースなどそれぞれ異なっていたり、予算などの問題もあるため、独自の工夫やアレンジが必要になると思います。

見よう見真似で、画像や雑誌を元に演出できれば良いのですが、結局無理してしまっていたり、実利を伴わなかったりと失敗に終わることも多いでしょう。

しかし何はともあれまずはご自身で実際にやってみることが大切です。

色々と考えて配置してみること。そしてその結果がどんな印象へとつながったのか。

最初はイマイチの出来であっても長く使い続けることや、例えば自分でDIYしたものに愛着が生まれ、それが魅力になって他人に伝わることもあると思います。

そうしたトライ&エラーを積み重ねることが一番手っ取り早い収納術のマスターへの近道になるのではないでしょうか。