いつの時代もおしゃれな人は「黒」が好き。そう言われるのにはちゃんとした理由があります。黒の持つ洗練されたイメージ、シックでエレガントな印象、フォーマルからカジュアルまで幅広いでシーンで用いられる汎用性など挙げだしたらキリがありません。
ただ、そういった良い印象の一方で、地味、おじさんっぽい、無難といったマイナス面を上げられることも。今回はそんな奥ゆかしき「黒」を使ったイケてるアイテムについてのお話です。
黒いアイテムを一挙にご紹介
黒の小物・アクセサリー
黒は色の分類上、最も明暗が低くそれ故に存在感が際立つ非常に強い色と言えます。なのでファッションに取り入れる際には、組み合わせに注意しないと黒い部分だけ浮いてしまうこともあるでしょう。またそういった理由から黒を敬遠される方もいらっしゃるかと思います。 しかし黒には体型をスリムに見せ、シックで引き締まった印象を与える効果があることも事実。黒を苦手とされてきた方にはまず、アクセサリーや小物に黒を取り入れられることをオススメします。
足元は黒がちょうどイイ。
特に男性の方の衣類は女性に比べアイテムの種類が少ないため、衣類で人より差をつけるのには工夫が必要になります。おしゃれ上手な方なら良いのですが、どうにも分からないという方は、まず足元から手をつけてみてはいかがでしょうか。
足元といってもスニーカーや、革靴などいろいろと種類はありますが、複雑なレイヤリングや、Aライン、Hラインといった上下のシルエットバランス等を考えることに比べれば比較的とっつきやすいカテゴリーで、その割に効果も期待できると思います。
近年の足元事情について、数年前から流行していたダッドスニーカーを代表するゴツめのスニーカーブームも徐々に落ち着きを見せ始め、80sや70sのモデルの復刻モデルなども人気を見せているようです。もちろん、NIKEを初めとしたハイテク系のスニーカーは依然として人気があり有名ブランドはサロン系、ストリート系問わず、様々なスニーカーブランドとのコラボ商品に意欲的なようです。
黒いシューズを選ばれる際のポイントはやはり色味ではないかと思います。黒といっても素材やデザインいよって、マットな黒、光沢のある黒など微妙なものから明らかなものまで表情が異なっています。流行のモデルやプレミアムなアイテムを一点豪華主義でガツンと取り入れるのもインパクトにはなりますが、それなりのリスクも伴います。
堅実に行くのなら、ご自身のワードローブや、好きなスタイルに合わせてバランスを取るように選ばれると良いでしょう。
迷われたらベーシックなものと、そうでないものを2足揃えるだけでもコーディネートのバリエーションがグンと増えますよ。
一本は必要!?黒のボトムスについて
黒のボトムが一本あるのとないのとでは格段にコーディネートのやりやすさが変わって来ると思います。「迷ったら黒のボトムスを買え!」というのは実はファッション系サイトのコラムで語り尽くされているネタなので、ここであえて書きたくなかったのですが、事実すぎる事実なので書かざるを得ません。
ここまで黒のボトムスがもてはやされる1番の理由は、日本人の一般的な肌色に関係しているのではないかと思います。というのも、もし日本人の肌色が白人種のようにもっと無彩色に近かったら、まずおすすめされるのはブルージーンズだったでしょう。
ただ、あいにく黄色味がかった肌の色に青みのあるボトムは色相環的に対立してしまい調和感が感じにくくなってしまうのです。(肌色にもよりますが)
ですから白(無彩色)+水色(彩色)の組み合わせが良いように、黒(無彩色)+黄色(彩色)も良い組み合わせとなるわけです。
だからといってブルージーンズを否定するわけではありません。人には好みのスタイルがあり、人それぞれ違って言い訳ですから。ただ全体的にそんな傾向があるらしい程度に理解されておくと、色選びがうまくいくのではと思います。
時代を先どる墨
タトゥーに関しては、日本における印象はまだまだカジュアルには・・・といったところですが、時代を先どると粋という意味ではオススメしたいカテゴリーです。
特に若い世代を中心に近年はカジュアルにタトゥーを入れている方も増えてきているようですし、少しずつではありますが社会の認識も変わってきているように思います。
さしあたっての問題は、会社のコンプライアンス問題や、入泉お断り問題などでしょうか。
まとめ
以上が時代を先どる黒アイテムについての記事でした。いろいろな制約もあって果たして本当に一歩先をご紹介できているのか不安でありますが、最後の墨の欄でも触れたように、1歩先を行くためには、常日頃から感性を磨いて既成概念にとらわれることのないように努めることが大切なのではと思います。